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「ドイツの都市は何処を訪ねても個性があり美しい」 都市文化はその長い歴史が育みます。ドイツにはその国民文化の中心が幾つもあるのです。
ドイツはパリ盆地にて早くから中央集権国家を作ったフランスと異なり、19世紀後半にいたるまで、領邦国家と呼ばれる小国の集合体でした。皇帝の権限はあってもないに等しく、それぞれの君主が強力な権力を有しており、統一国家と言えるものではありませんでした。

 

 しかし領邦国家の乱立は地方文化の多様性の形成に寄与しました。都市は高い自立性を有し、規模も大き過ぎず生活しやすく形成されて来ました。歴代の為政者は己の支配する町の発展を促し、競って大学、オペラハウス、劇場などの文化施設を建て、文化の向上に務めました。これらは今ある由緒ある建物、町並みに残されています。

 連邦制はドイツにとって歴史的伝統です。現代のドイツ連邦政府と各州に継承されていて、国の権限は軍事、貿易、交通などに限られ、行政、司法、文教は連邦を構成する諸州に委ねる。多様性こそが、文化の豊かさのバロメータだと考えられており、地方の独自性を保ちながら、中央政府と地方で権限を分け合うシステムが生かされているのです。

再統一後の現代ドイツの州地図

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